「日本固有の感性ともいえる土物の柔和な風合いをリファインして現代人のテーブルに再生すること」が、今回の佐久間さんのテーマ。機能だけでなく、風合いや絵柄をモダンデザインの食器に復権させ、上質でしかもカジュアルなデザインを目指した。
幾何学模様が型押ししてある食器がごくシンプルに見えるのは、色合いがモノトーンのせいだろう。正円ではなく楕円形であるために、どこかやさしい。土物であることが、その感をいや増す。
「絶対にどんな料理にもよく似合う」と佐久間さんのお墨付き。ルッコラの緑やトマトの赤、そんなサラダも、シーフードのパスタも、たしかにこの器に盛れば、いかにもおいしそう。和風の料理だって意外にぴったり合いそうだ。
この器には、グリーンやダークグレーのテーブルクロスがふさわしい、と佐久間さんは思うとか。なるほど、ホームパーティーなどにそんなしつらえをすれば、さぞおしゃれになることだろう。この感性は、イタリアでもデザインを学んだ佐久間さんならではのものかもしれない。
モダンでシンプル、しかもカジュアルな食器たちが、今の私たちのテーブルを、きっとおしゃれに楽しくしてくれることだろう。





